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不妊カウンセラーマツムラの妊活アドバイス

妊活ブログ:採卵数が少なく胚盤胞まで育ちません

こんにちは。神戸の「島」(!)にある老舗妊活サポート専門ショップながいきや本舗の店長で不妊カウンセラーの松村恭子です。

ようこそ、妊活アドバイスブログへ!

ぜひ最後までお付き合いくださいね。

今日は、よく聞くお悩みを取り上げてみたいと思います。

それが「採卵数が少なく胚盤胞まで育ちません」ということ。

自分のからだとはいえ、思い通りにいかないところです。

「どうしていいかわからない」と、ながいきや本舗にもご相談いただきます。

ながいきや本舗はクリニックではないので、治療については何も申し上げられませんが、まだまだ自分でできることがあるのでは?と思います。

ここで探ってまいりましょう。

どうしてそうなるの?

採れる卵子の数が少なく、受精卵も胚の成長が止まって胚盤胞までいかない・・・

この場合

■ 卵巣機能の低下
■ 卵子の質の低下
■ 精子の質が悪い
■ 受精卵のミトコンドリアの機能が悪い

ということが考えられます。

卵巣機能と卵子の質の低下は、相関関係にあります。

つまり、なんらかの理由により卵巣機能が低下すると、ホルモンバランスが崩れてくるので、卵子はしっかり育ちません。

そうすると、卵子自体の細胞のミトコンドリアの機能も低下してエネルギーが作れなくなり、卵胞の細胞が老化してしまいます。

このように、卵巣機能が落ちてエネルギーもホルモンも十分でないと、卵子の質は低下してしまうのです。

そして、精子の質も問題です。なぜなら、受精卵は卵子と精子の合体だからです。

ちなみに、精子検査でわかる運動率や数は、必ずしも精子の「質」を表すものではありません。

運動率が良くて数が多ければ、きっと質も良いだろう、という推測の元に判断していますが、実際はどうかわかりません。

特に精子は、毎日作られるものですから、日常生活の状態が卵子以上に細かく反映されることが考えられます。

たまたま精子検査の時はよかったけれど、例えば、最近は忙しくて食生活も乱れているし、睡眠もあまりとれてない、という時期に採精し卵子と受精させたとしたら、その受精卵の質が悪くても、不思議ではありません。

そして肝心の受精卵の分割のためには、多くのエネルギーが必要になりますが、そのエネルギーを作っているのが、細胞のミトコンドリアなのです。

つまり、受精卵のミトコンドリアの機能が低下していると、分割できない、ということになります。

どうしたらいいの?

この場合、クリニックでは卵巣刺激法を変えてみることが、提案されるかもしれません。

排卵誘発剤は、乱暴な言い方をすると、無理矢理卵子を成長させるようなものですから、もしかしたらそれが合っていない可能性もあります。

高刺激の誘発剤を使っていたのであれば、逆にマイルドな低刺激に変えてやってみるのも、一つの方法のようです。

では、自分達ではどうしたらよいでしょうか。

卵巣機能が低下し卵子の質が悪くなる、もしくは精子の質が悪くなる原因は、加齢もありますが、食生活や運動、睡眠、ストレスなども大いに関係しています。

まず、食生活の乱れやストレスは、活性酸素を発生させ、それが細胞のサビにつながります。

また、冷えも関係しています。なぜなら、ミトコンドリアが一番活発に働くのは、からだの深部が37℃の時だからです。

ということは、逆を行えばよい、ということです。

つまり

◎ バランスの良い食生活
◎ 適度な運動
◎ 十分な睡眠
◎ ストレスを溜めない
◎ 冷えを解消

を行うことが、解決の基本となります。

おすすめの方法

おすすめの方法

以上みていくと、採卵数を増やし受精卵を胚盤胞まで育てるためには、男女とも、ミトコンドリアを活性化することが大切である、ということがわかります。

それには、先程挙げたようなことに気をつけると同時に、おすすめの方法があります。

それが、コエンザイムQ10の摂取と遠赤外線による温熱療法です。

コエンザイムQ10は、ミトコンドリアのエネルギー産出に欠かせない補酵素です。つまりミトコンドリアの「えさ」。

もともとは体内で作られますが、残念なことに、加齢に伴いその量が減ってしまいます。

そのため食事で補うことが必要となってきますが、コエンザイムQ10を含む食品として大豆、アーモンド、ほうれん草、イワシなどの青背魚などがあれど、十分な効果を発揮するには現実的ではないほどの大量の食材を食べなければいけません。

よって、コエンザイムQ10の効果を出すには、サプリメントで摂るのが有効です。

また、遠赤外線による温熱療法で、からだの深部を温めることも、ミトコンドリア活性に有効です。

採卵前の時期までに温熱療法をすると、卵巣への血流量が十分になり、ミトコンドリアが活性され代謝が改善し、質のよい卵子が育ち、べストなコンディションで採卵に臨むことができます。

温熱療法は、単純に気持ちよくリラックスできるので、副交感神経が優位となり、ホルモンバランスの乱れも解消できます。その面からも、卵子の質のためには有効です。

採卵数が少なくても、その一つ一つの質がよければ、そして精子も元気であれば、受精卵はすくすくと育っていきます。

あきらめないで、やっていきましょう。


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ながいきや本舗店長で日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラーの松村と申します。

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