不妊カウンセラーマツムラの妊活アドバイス

妊活ブログ:着床しないと思ったら慢性子宮内膜炎検査

こんにちは。神戸の「島」(!)にある老舗妊活サポート専門ショップながいきや本舗の店長で不妊カウンセラーのマツムラです。

ようこそ、妊活アドバイスブログへ!

ぜひ最後までお付き合いくださいね。

グレードの良い胚を移植しても着床できない・・・

そんな時は、どうしても自分の子宮ばかりにフォーカスしがちですが、実際は、

・グレードは見た目の話で質はわからない

・着床しないのは、受精卵に原因がある場合、子宮内膜に原因がある場合、両方に原因がある場合、の3つの面がある。

と、着床しない原因は、自分の子宮のせいだけではありません。

ただ、受精卵については、卵子や精子の質や染色体の問題だったりすので、自分ではどうしようもできないところがあります。

それに比べ、子宮内膜の着床環境は、ある程度自分でケアすることができます。

なので、着床できない・・・と思ったら、自分のからだを振り返ることは、やはり有効です。

ではどこに気をつけたらいいか。それについては、こちらでご紹介していますが → 子宮の着床環境を整えるには??

なかでも「慢性子宮内膜炎」については、その検査だけでも、妊娠率を上げる可能性があることがわかってきました。

今回は、それについてご紹介したいと思います。

慢性子宮内膜炎の検査

慢性子宮内膜炎の検査

慢性子宮内膜炎は子宮内膜に「形質細胞」というリンパ球が侵入し、長期間子宮内膜の炎症が続くという症状です。

原因は、それまでに受けてきた治療や手術による潜在性の細菌感染のほかに、小型の子宮内膜ポリープを複数個持っている方が慢性子宮内膜炎を伴っている場合が多いことがわかっています。

症状としては、まれに経血量の減少があったり無月経な場合もありますが、ほぼ自覚症状はありません。

この慢性子宮内膜炎は、反復着床不全の方の約3割に見られるように、着床不全や反復流産の原因になっているとされているため、受精卵はできるが着床しない、という場合は、検査したほうがよいでしょう。

慢性子宮内膜炎の検査は、「生検」という方法を用いて行います。

時期は、生理終了後排卵までに行います。

子宮鏡検査の際に、耳掻きのような細い専用器具を使って子宮内膜を少量採り、それを標本としていくつかの方法で染色し、顕微鏡で観察し診断します。

慢性子宮内膜炎だった場合は、抗生物質を一定期間服用し、再び子宮内膜を生検で調べます。そこで炎症が消えていれば、体外受精・胚移植へ進みます。

検査後妊娠率が上がる

慢性子宮内膜炎の治療後、胚移植の成績や妊娠継続率が改善することが明らかになってきました。

それは、細菌が着床の邪魔をしていた、ということの他に、その「生検」自体が妊娠率を上げているのではないか、と言われています。

つまり、着床には「子宮内の軽い炎症」が必要で、「子宮内膜を少量採る,」というスクラッチングが、着床に効果をもたらしている、と考えられているのです。

ですので、抗生物質を服用し再生検後、そこで治っていれば、時間をおかず、すぐに次の治療に移っても大丈夫です。

慢性子宮内膜炎は、ほとんど自覚症状がないために、詳しく検査しないとわかりませんし、その検査も必ず行う、というものではありません。

なので、放置したまま移植を重ねても、時間や費用がもったいない、ということにもなりかねません。

もし、着床がなかなかできないな・・・ということになったら、ドクターに慢性子宮内膜炎の検査を相談してみてください。

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