不妊カウンセラーマツムラの妊活アドバイス

妊活ブログ:卵子提供について

こんにちは。神戸の老舗妊活サポート専門ショップ「ながいきや本舗」店長兼不妊カウンセラーのマツムラと申します。
ようこそ、妊活ブログへ。

今回もぜひ最後までお付き合いくださいね。

今回は「卵子提供」をご紹介したいと思います。

ただし、良いとか悪いとかではありません。

卵子提供については、個々いろいろな想いや考え方があると思います。

ながいきや本舗が一番願うのは、正しい情報の元、納得のいく道を歩んでいただきたい、ということです。

そのための参考になれば、と思っております。

日本の卵子提供の現状

日本でも卵子提供を考えるカップルが増えているにも関わらず、国レベルの審議および法整備は、まだまだ進んでいません。

よって、希望するカップルは海外で実施するしかありません。

それには、言葉や環境の違い、文化の違い、衛生面、費用、など治療以外の問題を伴います。

このような現状を受け、不妊治療専門クリニックによって結成された団体「JISART(日本生殖補助医療標準化機関)」は、独自にガイドラインを設定し、該当のカップルに卵子提供を実施しています。

該当条件を、「精子・卵子の提供による非配偶者間体外受精に関するJISARTガイドライン」から抜粋しました。

卵子提供による非配偶者間体外受精を受ける者(被提供者)は,第三者より卵子の提供を受けなければ妊娠できない医学的理由が認められる者であることを要
する。

具体的には以下のような場合とする。

  1. 卵子が存在しない場合
  2. 6回以上の夫婦間体外受精(採卵)によっても妊娠または出産に至らず,その原因が卵子にあり,今後妊娠の可能性が極めて低いと医師が判断した場合
  3. 妻が重篤な遺伝性疾患の保因者または患者で,着床・出生前検査および妊娠中絶を望まない場合。ただし,加齢により妊娠できない夫婦でないことを必要とする。この点の具体的な判定は医師の裁量によるが,妻の年齢が50歳程度であることを目安として判断する。また,夫婦の健康状態,精神的な安定度,経済的状況など,生まれてくる子どもを安定して養育していくことができると認められる夫婦であることを必要とする。

 なお、JISART(日本生殖補助医療標準化機関)登録で、卵子提供実施施設は、京野アートクリニック(仙台)、京野アートクリニック高輪、セントマザー産婦人科医院(北九州)、広島HARTクリニック、英ウィメンズクリニック(神戸)、はらメディカルクリニック(東京)の6施設です。

▼参照:
JISART(日本生殖補助医療標準化機関) 精子・卵子の提供による非配偶者間体外受精

卵子提供の有効性

ニッセイ基礎研究所の「基礎研REPORT(冊子版) 2017年2月号」の 白水知仁氏(客員研究員、日本生命保険相互会社 支払サービス部主任査定医長)  のリポートによると、米国のCDC(米国疾病予防管理センター)における体外受精・胚移植統計の結果を見ると、提供卵子を用いた受精卵を使用して胚移植した場合の出生率は、45歳を過ぎても高い出生率を示しています。


(画像はお借りしました)

 JISART(日本生殖補助医療標準化機関)登録で卵子提供実施施設である、京野アートクリニックさんが運営される「妊活ノート」によると、この提供卵子と本人卵子の幅は、「卵子の質」による影響であり、卵子の質の低下、つまり年齢を要因とする不妊には有効な手段と考えられます。

また卵子提供は、卵子提供者と妊娠・出産者が異なることで、母体年齢と妊娠可能年齢が別々に考えられるため、45歳以上の超高齢での出産が可能になっている、と報告されています。

▼参照:
ニッセイ基礎研究所「最近の不妊治療について」

妊活ノート by 京野アートクリニック

海外での卵子提供

日本での卵子提供は、まだ法整備が進んでいないため、実施施設も少なく手続きも煩雑で、一般的ではありません。

よって卵子提供を希望するカップルは、海外で行っているのが現状です。

ここで調べて見つけたのが、 JISART(日本生殖補助医療標準化機関)登録で卵子提供実施施設のセントマザー産婦人科医院さんのサイトです。

そこでは、台湾・タイ・アメリカ・日本の卵子提供の現状を表にまとめてあるので、それを見ていただくのが一番分かりやすいと思います。

またセントマザー産婦人科医院さんでは、唯一国営である台湾の卵子提供実施施設をいくつか紹介されています。その一つが「宏孕(ホンジ)生殖医学センター」さんです。

▼参照:
セントマザー産婦人科医院  卵子提供

宏孕(ホンジ)生殖医学センター

最近の卵子提供についての報道の中には、<“究極”の不妊治療! 45歳以上で出産率50%超の「提供卵子」>とタイトルを付けているものもありました。

このタイトル、センセーショナルすぎないでしょうか。

京野アートクリニックさんもセントマザー産婦人科医院さんも、卵子提供は「挙児を得る唯一の方法だと考えられる場合にのみ可能な治療法」とおっしゃっています。

確かに、早発閉経や卵巣摘出により卵子が作れなくなった方にとっては、本当に重要な治療法です。

でも一方では、「本当に血のつながりをこだわらないか?」「実際の母と子の関係は?」「実際の母の感情は?」「生まれてくる子の出自を知る権利は?」など、考えておかなければいけないことがあります。

「実際に卵子提供を行った後、どう考えるか、どう思うか、は事前の想像とは違うだろう」としてもです。

むしろ、事前の想像と実際は違うかもしれないという「覚悟」も必要かもしれません。

いずれにしても、一番考えなければいけないのは、生まれてくる子供の幸せです。

子供が幸せかどうか、自分達が子供を幸せにできるかどうか。

ご夫婦でしっかり話し合い、選択していただきたいと思います。

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