不妊カウンセラーマツムラの妊活アドバイス

妊活ブログ:胎児心エコー検査

こんにちは。神戸の老舗妊活サポート専門ショップ「ながいきや本舗」店長兼不妊カウンセラーのマツムラです。

ようこそ、妊活ブログへ!今回もぜひ最後までお付き合いくださいね。

さて今回は「胎児心エコー検査」を取り上げます。あまり聴きなれないでしょうか。

昨日、60代のお友達から「孫が先日生まれたばかりなのだけど、心臓に疾患があったようで、すぐに手術をすることになった」と打ち明けられました。

幸い手術は成功し、3ヶ月経った今は何事もなく順調に成長しているとのことで、とっても安心はしたのだけど、ここでふと頭に浮かんだのが「出生前診断」でした。

友達のお孫さんについは事後のことなので、今更何も言うことはないのですが、一つの気付きをいただいたとして、今回赤ちゃんに心臓疾患について少し調べてみたいと思ったのです。

心臓疾患を調べる出生前診断

調べてみると、心臓疾患に限っていえば「胎児心エコー検査」という胎児心臓超音波検査が有効です。

この「胎児心エコー検査」では妊娠16周を過ぎれば、胎児の心臓に4つの部屋があることがみえるので、心臓の生まれつきの病気を診断するのには妊娠19週から20週ころに検査するのがよいそうです。

胎児心エコー検査とは

「胎児心エコー検査」は、スクリーニング検査であるレベルI と確定診断を目的とした専門家によるレベル II に分けられます。

レベルIは、妊婦健診の際に全ての胎児が心臓のチェックを受ける1次スクリーニングで、産科医師が行います。

この1次スクリーニングで疑わしいと診断された赤ちゃんについて、不整脈や先天性疾患の確定診断となるレベルIIの検査を行います。

なお、レベルIIの検査は保険対象であり、多くの小児循環器医、産科医、新生児科医が所属する「日本小児循環器学会」の分科会である「日本胎児心臓病学会」が認定した専門施設で行われます。

▼日本胎児心臓病学会 専門施設
http://www.jsfc.jp/institution/index.html

ただし、すべてが診断できるとい うわけではありません。

エコー装置の能力を超えるような微小な変化や、出生の過程の変化が原因で生じるような心臓病は診断できません。

超音波検査の方法

超音波断層撮影装置を使います。

装置につないだプローブという器具で、からだの中に超音波を送ります。するとプローブは、体内の臓器から跳ね返って来た超音波を受け取ります。

その反射波の波形の強さなどをもとに情報が映像化され、モニター画面に映し出されます。

検査を受けるメリット

検査を受けるメリット

出生時の素早い対応

生まれるまで疾患が判っていない場合は、出生後に検査・診断することになり時間を要します。

そうなると、対応できる病院に到着した時には全身状態が悪くなってしまい、緊急手術の救命率も下がります。

もし生まれる前に診断がついていたら、状態が悪くなる前に大きな病院へ運んで、手術を行うことが出来ます。

良い全身状態で手術を行うことが出来れば、救命率も上がります。

両親の心構え

検査で前もって疾患があることがわかった場合、両親が心臓病に対する心構えをしっかりもって、生まれてくる赤ちゃんを迎えることができます。

妊娠・出産・不妊治療・新生児医療を取材してきた日本で唯一の出産ジャーナリストである河合蘭さんの著書「出生前診断」によると、岩手医科大学産婦人科学講座教授の菊池昭彦先生が次のようにおっしゃっています。

「以前は、先天性疾患が生まれるまでわからなくても「そういうものだ」と思う感覚があったが、これだけ超音波検査が進んでくると、少しずつ、それではすまされない時代になってきた。

妊娠中に診断されていれば、もっと良い治療ができたかもしれない」という考えにいたる結果となった場合は、なおさらのことだ。」

妊娠中に異常が見つかった場合、その後の妊娠生活が一転してしまう恐れは確かにあります。

また、先天性の心臓病の頻度は約1%といわれています。

つまり、100人中99人までは心臓の疾患をもたない赤ちゃんが生まれる、ということです。

なので一概に、胎児心エコー検査を受けるべきだ、とは言えません。

日本胎児心臓病学会のHPでも、

「もし見つかった場合に、「本当は生まれる前に知りたくなかった」と思われる方は、出生前診断を受ける前に、「知りたくありません」とはっきり申し出ることが大切です。

出生前診断を受けるようにいわれた場合には、受けてから考えるのではなく、ご主人とも相談の上で、自分は受けたいか受けたくないかを受ける前に決定していただきたいのです。」

と記されています。

事前に知ることができるようになった、ということは、喜ばしい反面、悩みも増えます。

また考え方も、人それぞれ、カップルそれぞれで、そこに「正しい、正しくない」は存在しません。

生まれる前に友人から相談を受けていたら、どうしたでしょうか。

きっと情報提供だけはしっかりさせてもらったでしょう。

決めるのは、あくまでも当事者であるご夫婦ですが、その決定に後悔を残さないよう、私ができること、そして大切なことは、情報提供なのだと思います。

参照:
▼日本胎児心臓病学会
http://www.jsfc.jp/index.html

▼河合蘭著
出生前診断


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