不妊カウンセラーマツムラの妊活アドバイス

妊活ブログ:フリーラジカルと活性酸素

こんにちは。神戸の老舗妊活サポート専門ショップ「ながいきや本舗」店長兼不妊カウンセラーのマツムラです。

ようこそ、妊活ブログへ!今回もぜひ最後までお付き合いくださいね。

数年前から、健康に対する意識が格段と高まったように思いますが、そこでよく取り上げられるのが、「フリーラジカル」や「活性酸素」という言葉。

確かに、活性酸素が細胞を錆びさせる=細胞の老化、ということで、妊活の分野においても、卵子や精子の発育、子宮内膜の着床環境に影響を及ぼすということで、大変重要な要素なっています。

でも、それがいったい何なのか?ご存知ない方も多いのではないでしょうか?

例えば「フリーラジカル」と「活性酸素」は同じ意味あいで使われることもありますが、実は少し意味が違うようです。

今回は、そのお話をしたいと思います。

フリーラジカルとは

人間のからだは約60兆の細胞でできていますが、その大元は原子。

その原子の中心は原子核で、その周りを電子という小さな球がまわっています。

実はこの電子、いつもペアになりたがる、という寂しがりやさん。

通常は、ちゃんとペアを見つけて、軌道上に2個の電子が対になって存在していますが、まれに対になっていない、寂しいフリーの電子があります。

このフリーの電子を不対電子と呼び、この不対電子をもつ原子を「フリーラジカル」と言うのです。

つまりフリーラジカルを一言で言うと、「ペアになっていない電子を抱え、非常に反応しやすくなっている原子や分子」ということになります。

そしてフリーラジカルの中には、電子のペアを作るために、他の分子から強引に電子を奪う過激な分子もあり、その代表格が「活性酸素」なのです。

活性酸素とは

私たちは、食べたものを酸素で燃やすという代謝によって生命活動を維持していますが、燃やした後一種の燃えカスとして発生するのが、活性酸素です。

ですので、生きている限り活性酸素の発生は免れないのですが、その割合は通常、取り込まれた酸素のうちの1~2%です。

活性酸素には、病原菌やカビ、ほこりなど、体内に侵入する異物を退治する役割があります。

その一方で、過剰に発生してしまうと、多価不飽和脂肪酸をターゲットにして結びつき、「過酸化脂質」と呼ばれる有害な脂質に変化させてしまいます。

この過酸化脂質がいったん生まれると、酸化がドミノ倒し式に進み、細胞膜に埋め込まれているコレステロールやタンパク質も酸化の巻き添えにされます。

こうして全身の約60兆の細胞一つ一つが酸化、つまり錆びていき、皮膚や内臓のあらゆる器官、組織、血液や血管など、からだすべてにいろいろな支障を来たしていきます。

例えば、余分な活性酸素は

  • がん ・・・ 細胞のDNAを傷つけ、がん化させる
  • 疲労 ・・・ 細胞の酸化がこころとからだのストレスを増加させる
  • しみ・しわ・たるみ ・・・ 真皮層にダメージを与えたり、メラニン色素の形成を促進する
  • 糖尿病 ・・・ インスリン分泌にかかわる細胞を傷つける
  • 動脈硬化 ・・・ 酸化したコレステロールが血管をふさぐ

などを引き起こすといわれています。

活性酸素を除去する方法

活性酸素を除去する方法

余分な活性酸素を発生させる原因として

  • 紫外線
  • 排気ガス・大気汚染
  • 電磁波
  • 過剰な運動
  • アルコールの取りすぎ
  • たばこ
  • ストレス
  • 酸化された油を含む加工食品

などがあげられますが、こう見ると「大昔にはなくて今はあるもの」が多いような気がします。

ある意味、活性酸素は「現代の申し子」なのかもしれません。

逆を言えば、その「大昔にはなくて今はあるもの」、例えば、アルコールやたばこ、ストレス、酸化された油を含む加工食品は、どうしても避けられないものではなく、気をつければ避けたり減らすことが可能です。

また、抗酸化作用のある栄養素である、ビタミンA・C・Eを多く含む食品やサプリメントを摂るのも良いですし植物が自らを紫外線の害から守るために作り出した物質「フィトケミカル」など、抗酸化物質を多く含む食品を積極的に摂るのも、活性酸素の除去に有効です。

特に、赤ちゃんをお望みのご夫婦にとっては、活性酸素を作らない、もしくは除去する生活を送ることは、妊娠準備として非常に大事です。

中でも男性の方が、お仕事上のストレスを、アルコールやたばこに摂取で発散しがち。

またお昼や夜も、コンビニや居酒屋などでの食事が多く、先程の原因の一つ「酸化された油を含む加工食品」を摂る機会も多いでしょう。

精子は活性酸素の影響を受けやすく、精子の数や運動量の悪化は酸化作用が一つの原因となっています。

逆に、精子の数が少なかったり動きが悪い症例が、抗酸化物質を投与することで改善したという研究発表もあります。

このように、妊活においても、活性酸素の影響は大きいのです。

もちろん、妊活だけではありません。健康維持全般に関わっています。

いまや老化は、自然の摂理だけでなく、文明がもたらした活性酸素が加わり、昔より実はスピードアップしているのかもしれません。

それを、日進月歩の医療がなんとかせき止めている感じ。

自然な衰えだけに押しとどめたいのであれば、活性酸素を意識するする必要があるようです。

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