不妊カウンセラーマツムラの妊活アドバイス

妊活ブログ:葉酸摂取量が多い程うつ症状は少ない

こんにちは。神戸の老舗妊活サポート専門ショップ「ながいきや本舗」店長兼不妊カウンセラーのマツムラです。
ようこそ、妊活ブログへ!
今回もぜひ最後までお付き合いくださいね。

さて、今回のお題は葉酸とうつ症状について。

最初は「葉酸とうつ症状は妊活にあまり関係ないかも」と思ったのですが、妊活中に”うつ病”ではないけれど、うつに近い状態になられる方は、正直少なくありません。

それは、日々ながいきや本舗に寄せられるご相談からも、実感しております。

確かに、うつ状態は精神面の問題で、食べ物が絡むとは考えにくいのですが、実際に、葉酸摂取量とうつ症状とは関連があると研究結果が出ているのですから、無視するわけにはいきません。

妊活中のうつは、もしかすると葉酸が足りていないのかも・・・

それではその研究について、ご紹介させていただきますね。

【発表者】

村上健太郎先生(現:東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野助教)、溝上哲也先生(国立国際医療センター)以下5名

【調査対象】

21-67歳 九州地区在住の公務員517人(男性309人、女性208人)

【調査方法】

過去一ヶ月間に食べた物を詳しく尋ねる食習慣質問票(BDHQ)を使って、習慣的な栄養素摂取量を計算。

うつ症状の評価には、世界的に幅広く使われている質問票(CES-D)を使用。

【調査結果】

全体的にも、男女別でも、3分の1以上の人がうつ症状とみなされた(男性36%、女性37%)が、男女とも葉酸の摂取量が増えれば増えるほど、うつ症状の人が少ない。

特に、男性においては有意に関連する。

なお、うつ症状との関連が示唆されている葉酸以外の栄養素「ビタミンB2」「ビタミンB6」「ビタミンB12」「総n-3系多価不飽和脂肪酸」「αーリノレン酸」「エイコサペンタエン酸(EPA)」「ドコサヘキサン酸(DHA)」についても、同様に調べてみたが、男性女性とも有意な関連はみられなかった。

【考察】

葉酸の摂取量が多いほど、うつ症状の人が少ない、という結果は、欧米諸国の同様の研究結果と一致する。

なぜ葉酸摂取とうつ症状が関係するのかは明らかになっていないが、葉酸の摂取量が減少すると、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、セロトニン、ヒスタミンなどの神経伝達物質の総称である「モノアミン」が減少するため、うつ症状が出てくるのではないかと考えられる。

このように、女性だけでなく男性のうつ症状にも、葉酸の摂取量が関係しているようです。

女性はそれでも、特に妊活中であれば、食事の内容やバランスに気を配る方が多いので、葉酸も自然と摂れているかもしれませんが、男性においては、仕事で忙しかったりおつきあいもあるので、なかなかバランスよく、といかないのが現状です。

そのうちに、葉酸の摂取も足りなくなり、それが人間関係や仕事からくるストレスとあいまって、うつ状態を引き起こす・・・ということも考えられます。

ちなみに・・・

【葉酸の推奨摂取量】

厚生労働省発表の 「日本人の食事摂取基準2015年版」によると、成人男女(18歳以上)の一日の推奨摂取量は次の通りです。

男性・・・240μg

女性・・・240μg

妊娠を望む女性・・・240μg+400μg=640μg

妊娠中の女性・・・240μg+240μg=480μg

授乳中の女性・・・240μg+100μg=340μg

【実際の葉酸摂取量】

平成25年の国民健康・栄養調査では、実際の一日あたりの葉酸摂取量は男性で平均289μg、女性で平均271μgで、男女とも推奨量を満たしている、との結果ですが、これはあくまでも平均なので、足りていない人もいることが考えられます。

※ すべて合成葉酸:モノグルタミン酸量として換算。食事性葉酸:ポリグルタミン酸量はこの倍。

もしうつ症状が見られたら、状況や環境を考えると同時に、葉酸の摂取量についても振り返ってみると良いかもしれませんね。

葉酸を十分摂ることで、そこから抜け出せる場合も考えられますよ。

▼参照
栄養素摂取量とうつ症状との関連:成人日本人を対象とした横断研究

葉酸解説 – 「健康食品」の安全性・有効性情報

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