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高齢の場合、初期の胚を凍結して移植のチャンスを増やす

不妊治療の第一人者のドクターのお話を勉強させていただいていると、高齢の場合、胚盤胞での凍結にこだわる必要はなく初期胚の凍結でもよい、と最近はおっしゃっています。

名古屋の浅田レディースクリニックの浅田義正先生は、その著書「不妊治療を考えたら読む本」のなかで

”からだの外で胚盤胞にまで育つような強い胚が妊娠しやすいのは当たり前”

”成長が遅くてなかなか胚盤胞にならない胚は、万事ゆっくりでのんびり屋なのかもしれず、さらに体外培養のストレスに耐える力が弱い、ややデリケートな胚なのかもしれません”

しかし”正常な受精ができたことが認められた胚であれば、どれも大切に育てて、ひとつでも多くの胚にチャンスを与えたい”

として、浅田レディースクリニックでは、受精直後の胚である「前核期胚」の状態で凍結する方法と、胚盤胞で凍結する方法の二段構えにされています。

同じく浅田先生によると、実は胚は前核期や細胞分裂が始まった分割期の時期が一番凍結に強いのだそうです。

また、胚盤胞移植は、妊娠率を高めるというよりも”予選で胚を絞り込んでいるので妊娠率が高くなったように見えるだけ”、それは”高齢妊娠では、移植のチャンスを減らすだけ”で、もったいないとおっしゃっています。

リプロダクションクリニック大阪・東京の松林秀彦先生も、ご自身の松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログの中で、年齢とともに胚盤胞まで育たちづらくはなりますが「胚盤胞まで育たない受精卵は妊娠はできないというのは誤りです。体外培養で胚盤胞まで育たない方も、初期胚(分割胚)移植で妊娠できます。」

とし、「初期胚の2個移植は胚盤胞の1個移植に匹敵する妊娠率」ということで、高齢の場合は初期胚の2個移植をすすめられています。

ただし「胚盤胞の2個移植は双子の可能性が高くなる」として、注意を促しています。


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