不妊カウンセラーマツムラの妊活アドバイス

妊活ブログ:排卵しづらさとインスリン

こんにちは。神戸の老舗妊活サポート専門ながいきや本舗の店長で不妊カウンセラーの松村恭子です。

ようこそ、妊活アドバイスブログへ!ぜひ最後までお付き合いくださいね。

前回、インスリンってなに?で、インスリンについてご説明いたしましたが、今回はそのインスリンが妊活にどんな影響を及ぼすか、という肝心な事柄を説明させていただきますね。

ところで、妊活に関する悩みの中で一番多いのは、なんでしょうか?

一般的にも、ながいきや本舗に寄せられる悩みの中でも一番多いのが
「排卵しづらい」
つまり、「排卵障害」です。

この原因の一つに上げられるのが、PCOS(多のう胞性卵巣症候群)です。
今回はこのPCOSから、排卵しづらい状態について見ていこうと思います。

PCOSとは?

PCOSとは、Polycystic ovary syndromeの略で、日本語では多のう胞性卵巣症候群と言います。

その症状は、卵胞が卵巣の中にたくさんでき、ある程度の大きさにはなるが、排卵しづらくなる、というものです。

生殖年齢の女性の5%くらいにみられ、不妊原因の20%くらいを占めると言われています。

なぜPCOSになるか。
残念ながらその原因はいまだ解明されていません。

PCOSとインスリン

原因は解明されてはいませんが、PCOSにはインスリンというホルモンが関連していることは、ほぼ間違いなさそうです。

前回のおさらいになりますが、インスリンはすい臓から分泌されるホルモンで、その働きによって、食後に増ふえた血糖は各臓器にとり込まれて、エネルギーとして利用したり、タンパク質の合成や細胞の増殖を促したりします。

また、インスリンの働きによって、血糖は一定量に保たれているのですが、何らかの理由で、インスリンの量が少なくなったり、分泌されても上手に働くことができなくなると(これをインスリン抵抗性と言います)、血糖が一定の値を超えて高い状態が続きます。

これが重症化したのが「糖尿病」。
そしてPCOSも、インスリン抵抗性によって、インスリンの量が増加するために男性ホルモンが増加して、月経不順、つまり排卵がしづらくなると考えられています。

排卵しづらさとインスリン

では順序を逆に考えると、どうでしょうか?

つまり、排卵しづらい、ということは、インスリン抵抗性,それに伴う高インスリン血症が存在するということにならないか?ということです。

そこで,杉山産婦人科の中山浩次先生が、PCOSではないけれど、排卵障害が見られる女性127名を対象にインスリン抵抗性があるかどうか調べたところ
約20%の方にインスリン抵抗性が見られたと報告されています。

ちなみに、同時に、排卵障害がなく月経が正常である女性177名についても調べてみたところ、インスリン抵抗性がある方は約10%いらっしゃいました。

中山先生は、この研究発表の最後に
「非PCOS性排卵障害婦人にも、インスリン抵抗性が存在することが明らかとなった。
インスリン抵抗性、さらに代償的な高インスリン血症の存在が「排卵障害」の重要な一因であることが判明し、このことは今後、排卵障害の治療法に一つの選択肢を増やすことにつながると考えられる。」
とおっしゃっています。

排卵しづらい原因は様々で、複合的なものではありますが、月経不順だったり、排卵しづらい、という状態がある場合は、インスリン抵抗性があることを疑っても良いかもしれません。

改善の方法は?

インスリン抵抗性の改善のためには、「メトホルミン」というお薬が処方されますが、最近では、きのこの一種のマイタケの成分であるグリスリンが有効との研究発表があり、実際に、不妊治療専門クリニックなどでも使われていたりしています。

また、排卵誘発剤の「クロミフェン」単独では排卵しなかった方が、クロミフェンとグリスリンを併用して排卵できるようになったという臨床結果も出ています。

ただ、グリスリンが良いからと言って、マイタケばかりを大量に食べる訳にはいきませんから、そんな時は、グリスリン成分が凝縮された健康食品を利用されるのも効率的ですね。

体型で判断はできない

血糖値が高いとか、糖尿病、とかを聞くと、体格の良い方をイメージされるかもしれませんが、スレンダーで痩せ型で月経不順の方を検査すると、インスリン抵抗性が見られる場合があります。

インスリン抵抗性については、病院で調べてもらうことができますので(インスリン抵抗性指数 HOMA-R)、排卵しづらさで悩まれている場合は、体型に係らず、一度先生にご相談されてはみてはいかがでしょうか。

監修:日本不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 松村恭子


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