不妊カウンセラーマツムラの妊活アドバイス

妊活ブログ:精索静脈瘤まとめ

こんにちは。神戸の老舗妊活サポート専門ショップ「ながいきや本舗」店長兼不妊カウンセラーのマツムラです。

ようこそ、妊活ブログへ!今回もぜひ最後までおつきあいくださいね。

さて今回のテーマは「精索静脈瘤」。

これは男性の大切な部分のお話です。

詳しくは、こちらでも解説しておりますので、よろしければご参考になさってください。

● 妊活ブログ:精索静脈瘤ってご存知ですか?

精索静脈瘤とは

精索静脈瘤とは、精巣の静脈に血液が逆流しているために細い静脈が拡張して「こぶ」のようになってしまっている状態で、それにより血流障害が起こり、精巣温度が上昇し、精巣内の活性酸素やNA断片化が増加して、造精機能に悪影響をおよぼすと考えられています。

ここでこの精索静脈瘤について、まとめておきたいと思います。


◎ 男性不妊のリスク因子として精索静脈瘤、白血球精液症、慢性疾患、肥満の関与が考えられる。

◎ 精索静脈瘤は、健常男性のおよそ15%にみられる。

◎ 精索静脈瘤の殆ど(98.7%)は左側にのみ生じる。

◎ 精索静脈瘤は、触診でわかるもののみが不妊との関連を認める。

◎ 米国泌尿器協会(AUA)と米国生殖医学会(ASRM)は、精索静脈瘤の手術適応は「夫婦が不妊症であること」「女性は治療可能な不妊症であること」「男性は少なくとも1項目以上の精液検査異常値があること」としている。

◎ 精索静脈瘤の手術は、人工授精の妊娠成績向上には結びつかないが、体外受精や顕微授精の妊娠成績向上になる可能性がある。


精索静脈瘤の治療をするかどうか

リプロダクションクリニック大阪・東京の石川智基先生は、ご著書の中で
「パートナーの年齢、術前の精液所見、期待される精液所見の改善率や改善期間を十分考慮し、体外受精、顕微授精の併用も考えながら、カップルの納得のいく治療計画を立てることが重要」と言われています。

また「具体的には、妻の年齢が35歳以下、術前の精子濃度が500万/ml以上の方には、特に積極的に手術をお勧めしています。」とのことです。

精索静脈瘤の治療法

主に、精索静脈高位結紮術(静脈をお腹の中の太いところでしばって血液の逆流を止める)と精索静脈低位結紮術(静脈を精巣のすぐ近くでしばって血液の逆流を止める)がありますが、多くの場合、手術用の顕微鏡下での低位結紮術が採用されることが多いようです。

理由は、再発が少ない、陰嚢水腫の合併が少ない、手術創が1-2cmと小さい、痛みが少ない、精巣動脈を確実に温存でき、静脈を残らず結紮できる、リンパ管の温存も容易、が挙げられます。

術後の経過

術後、どれくらいの期間で精子の改善が見られるかは個人差はありますが、精子も約85日かけて育つことを鑑みると、3ヶ月は見る必要があるようです。
ただ急ぐ場合は、術後すぐから人工授精を併用しても問題はありません。

よろしければ参考になさってください。

▼参照:
松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

恵比寿つじクリニック

石川智基先生著「男性不妊症

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