不妊カウンセラーマツムラの妊活アドバイス

妊活ブログ:なぜ子宮内膜症が不妊の原因になるのか

こんにちは。神戸の老舗妊活サポート専門「ながいきや本舗」店長兼不妊カウンセラーの松村恭子です。

ようこそ、妊活ブログへ!ぜひ最後までお付き合いくださいね。

今回は、子宮内膜症についてお話いたします。

子宮内膜症は、生殖年齢女性のおよそ10%に発生するとされる、比較的ポピュラーな症状。

月経痛やずっとひどいのに病院に行かず我慢するのみ・・・という方もいらっしゃると思うので、実はもっと頻度が高いかもしれません。

☆子宮内膜症についてはこちらをご参照ください。
子宮内膜症・腺筋症・筋腫まとめ

また、子宮内膜症の場所や程度によっても、不妊の原因になったりならなかったりと様々で、対応については個々によって、また先生によって違うのが現状です。

ここでは、なぜ子宮内膜症が不妊の原因になるのかについて、お話ししたいと思います。

腹水の量

子宮内膜症がある方では、腹水の量が増加している例が多く、その腹水が排卵された卵子の卵管への取り組みを妨害すると考えられています。

また、精子の機能の障害を引き起こしたり、受精してもその胚の発育を阻害するとも考えられています。

インターロイキン-6

細胞により産生されるタンパク質の一つに、インターロイキン-6(Interleukin-6, 略称:IL-6)というものがあります。

この成分は、様々な生理現象や炎症・免疫疾患の発症メカニズムに関与していることが明らかになっていますが、子宮内膜症がある方の腹水や血液、卵胞液は、インターロイキン-6の濃度が高いと報告されています。

特に、腹水中のインターロイキン-6が胚発生や精子の運動能、エストロゲン産出など抑制するため、それが不妊に関わっているという報告もあります

また、腹水中のインターロイキン-6が、卵巣上皮のせん毛運動を阻害して、卵管の輸送能を低下させるという指摘もあります。

子宮内膜症が引き起こす症状

子宮内膜症がある方では、不妊の原因となる高プロラクチン血症黄体化非破裂卵胞(LUF)をみる頻度が高いという研究結果が発表されています。

着床障害

子宮内膜症がある方においては、子宮内膜の脱落膜化のマーカーの発言が低下していて、それが着床障害を引き起こすのではないかという説があります。

※ 「脱落膜化」については、こちらをご参照ください。
妊活ブログ:肥満が着床率を低下させる

正確には、子宮内膜症が妊娠を妨げる仕組みについては、よくわかっていません。

ただ、子宮内膜症による癒着が卵巣や卵管に及んでいる場合は、不妊の大きな原因となることは間違いないでしょう。

とはいえ、卵巣が子宮内膜症のひとつである「チョコレート嚢胞」だからと言って、手術で嚢胞部分を摘出してしまうと、術後に卵巣予備能が低下する可能性があり、一概に手術すればよい、というわけではありません。

なので、妊活中の子宮内膜症の対応については、主治医の先生とともに、いろいろな面から検討することが大切です。

監修:日本不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー 松村恭子


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