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ミトコンドリアを増やして活力のある妊活を目指す

ミトコンドリアを増やす栄養素 妊活を助ける食習慣

ミトコンドリアは私たちの体の中の60兆個のほぼすべての細胞の中に存在します。

卵子の中には約10万から20万個のミトコンドリアが存在することがわかっています。

ミトコンドリアは私たちの活力を生みだすエネルギー工場の役割をしています。

私たちは体の中で食べ物のエネルギーを直接使うことはできません。体のなかで消化、分解、吸収された食べ物をミトコンドリアがその内膜にあるATP合成酵素を用いてATPという分子を合成し、そのATPをエネルギー源として活動を行うようになります。

この重要な役割をするミトコンドリアを増やすための働きを助ける栄養素があります。

ミトコンドリア研究の第一人者である日本医科大学 大学院医学研究科 太田成男教授が以下の食べ物にミトコンドリアを増やす成分が効率よく取れるとご紹介されています。

ニラ、ニンニク、トマト、スルメ、ブロッコリースプラウトなどです。

イカやタコ、貝類などに含まれるタウリン(アミノ酸の一種で、体や細胞を正常状態に保つ作用を持つ)はミトコンドリアの増殖には不可欠な栄養素で、ウナギや豚肉などに多く含まれるビタミンB群も良いとされています。

ニラ、ニンニクに含まれる硫化アリルやブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンは体内で抗酸化物質に変化し、トマトのリコピンは活性酸素を抑制します。

またミトコンドリアは鉄イオンや銅イオンを多く含んでいるので内部は赤く見えるのですが、レバーなどに多く含まれる鉄はミトコンドリアがATPを作り出すのを助ける働きをします。

他にサプリメントなどでもよく見かける成分があります。

コエンザイムQ10、α-リポ酸やビタミンCです。

細胞はもともと活性酸素除去物質を働かせて活性酸素を毒性のない水分に変換させるという活性酸素から身を守る仕組みを持っています。ところが、年とともに機能の落ちたミトコンドリアからは大量に活性酸素が排出されると同時に除去物質も減り続けさらに老化が進んでいくことになります。

これらの栄養成分は加齢によって増えた活性酸素を減らす効果が期待されています。

ミトコンドリアと活性酸素

体内に取り込まれた酸素のうちミトコンドリアでエネルギーを産生するとき、1~2%程度の活性酸素(酸化しやすい酸素)を発生すると言われています。

活性酸素、と聞くだけで悪者のイメージがあるかもしれませんが、生体防御の役割を担う白血球やマクロファージは、活性酸素を発生させて、体内に侵入した病原菌やウイルスを攻撃するために活性酸素を利用しており、生体防御にとって活性酸素は必要とする物質でもあります。

一方、体の特定の部位に活性酸素が持続的に発生すると、その部位の細胞が酸化されて障害を受け(細胞が錆び付く)、老化促進や生活習慣病に繋がると考えられています。

特に、酸素を運搬する機能を担う循環器や酸素の消費量の多い脳においては参加による影響が大きく出ます。

しかし、体には酸化の障害から守る抗酸化機能が備わっており、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、カタラーゼ、グルタチオンパーオキシダーゼ(GSH-Px)などの酵素などが抗酸化機能酵素として知られています。

残念ながらこの酵素も年齢を重ねると減少していきます。

この機能を補うため、抗酸化作用を持つポリフェノールなどの物質が、とりわけ注目されているのです。

ミトコンドリアによる健康と老化抑制

このようにミトコンドリアは、私たちの健康や老化の問題と、非常に深い関連があることが分かってきましたね。

年を重ねるとミトコンドリアの量は次第に減少していきます。

またミトコンドリアには質の良いものと悪いものがあり、年齢を重ねたり、悪い生活習慣を続けると、質の悪いミトコンドリアが増加します。このことが私たちの老化のスピードにも影響を及ぼすのです。

ミトコンドリアの数が不足したり、質が低下したりすると、エネルギー産生が不足し、どうしてもそのエネルギーは呼吸や体温調節など生きるために直接必要なところに優先的に使われてしまいます。

この結果、若さを保つために働いている老化抑制機能や遺伝子の修復作業を行うためのシステムに十分なエネルギーが回されず、老いやガンなどの病気に繋がっていくのです。

もちろん卵子の老化にもミトコンドリアは深く関わっています。

受精卵のミトコンドリアは精子のミトコンドリアは排除され、すべて女性側の卵子のミトコンドリアになりますので女性にとって正常なミトコンドリアを増殖させることは妊娠にとっても大変重要なことになります。


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